ガンダム00 2nd 5話

感想文のやる気はアレルヤの出番に比例します。かしこ。

見所は、大きく動いたソーマの心境とGNハサミがかっこよかったアリオスの戦闘シーン及びに555フェスの台詞出たよーってとこでしょうか。

ソーマの悩みについては、ポジション的にこの手の苦悩はお約束っつーか絶対あるだろうと思ってたので今後どうなるか気になりますね。

超兵機関を子供ごと殲滅したアレルヤと違ってソーマはまだ幸せを手にする権利があると思う。このまま何も知らず第一線から退いて一人の少女として生きていく道を、まだ選べる。…でもそうはならないんだろうなぁ…。

アレルヤ好きとしては、ソーマには自分の過去もかつて置かれていた非道な状況も、その結果として今幸せな自分と対比のように存在するアレルヤの事も認識して、向き合って、悩みぬいた上で幸せになって欲しい。前にも書いたけど、無知は罪になりうる（これは今回の沙慈にも言えることだけど）。その人自身のせいとは言わないけど。そして、アレルヤを救って欲しいですね。やっぱりアレルヤって普通そうに見えて相当歪んでるように見えるので…。

全て思い出して向き合った先にあるのが死であるとかは正直かなり勘弁して欲しいです。二期放映前に、ソーマとアレルヤはどちらか一方が死ぬか両方死ぬかどっちかだろうと書きましたが、そりゃあ本心では二人とも生き残ってほしいですよ。んでできれば二人揃ってセルゲイの養子になって、仲良くあったかい家庭を………ありえない展開だけに書いててなんか泣けてきた。二人とも生き残る…のは無さそうだよなやっぱ…。ソーマは人形じゃない人間として戦うだけじゃないもっと他のことにも目を向けられる生を得て欲しい。そして、アレルヤは本人の生死というよりもソーマ＝マリーの幸せがアレルヤの至福でもあるだろうから、アレルヤが死んでもソーマが幸せなら彼的にはグッドエンドでしょう。逆にアレルヤに業を背負わせたいなら生死は逆転しますね。これが一番バッドエンドかなぁ…。マリーを失ってアレルヤが生き残っても、生きている意味を見出せ無さそう。


欝トークはこんぐらいにしようか。
アリオスのGNカニバサミかっこ良かったー。でも一期のシールドクロー以上に使いづらい武装だー（笑）。相手がエース級だと使えない武装だと思う。MS形態だと使えないのかなあのハサミ。

そう言えば小説三巻のアレハレルヤ戦闘描写がやばかったです。チートと言わざるをえない。要約すると敵の動きが超スローで見えるらしいです。だからあんなありえない動きしてたのか…。

二期でもこれやるのかな。やって欲しいなぁ。でももしやるとしたら最後の方だろうね、うん。

脳量子波使えないから、アレルヤはソーマ機の判別つかないんですよね。この二人はまた何かあると思うんですけど戦闘中だった場合どうするんだろ。まぁソーマの方はアリオスのパイロットだって知ってるからあっちから突っ込んできて通信すれば済む話か。


ハイ見事にアレソマばっかな感想でした。

他は…
沙慈はこれからに期待です。あの行動を愚かだとは誰も言えないかと。一般人なら絶対ああするしかない。今まで被害者だと思っていたのに、本人の意思と関係なく、流されるように他人の幸せを奪う加害者となってしまった彼が、この先どういう選択をするのか、が見どころでしょうか。

ライルの「ここは任せた!!」アレルヤ「え?」のやり取りがニールとの差を際立たせてましたね。ティエリアも刹那も既にニールとライルの差を認識してるっぽいですが、まだ知り合って日の浅いアレルヤは驚いたってとこでしょうか。

ライルぶち切れシーンは迫力ありましたね。やっぱ三木眞いいわぁ。あと、そろそろライルさんがスパイだという件はバレてもいいのでは？CB的にそんなに問題あるようには思えませんけどね。

アレルヤがカタロンについてちょっと呟いてましたが、この人一期の頃から無駄に意味深な呟き多くないですか？そんでもって本当に無駄に意味が無かったりするから…。三話でカタロンの構成員が囚人を逃がしているのを唯一目撃しているアレルヤだけに、何か意味のある台詞だといいなとは思ってますけど。

来週はアリー大活躍かな？ガンダム無いし、刹那どうすんだろ。

あとソーマね。この辺の話はちょっと性急すぎるくらいにサクサクやっちゃうんかな。

追記～。

アレルヤの「引き金を引くことすら～」の台詞ですが。内容的にオートマトン絡みなんだろうなぁと思っていたら案の定。自らの意思で、覚悟で引き金を引き、その結果を罪として罰として背負い悩み続けているアレルヤからしたら、あんな兵器を投入して殺戮を行うなんて許しがたいですよね。アレルヤは超兵機関の子供達の死を背負い続けているけれど、あのカタロンの人々の死を背負う人は誰もいない。むしろ背負う気なんて初めから無い。人を殺すことは許されざる行為だけど、その死を背負い続けることが一種の贖罪にはなる。…罪の清算はできないにせよ。それが戦場に立つものの覚悟なんでしょうか。でもそんな連鎖が続いていくなんて悲しすぎるし、これを断とうとアレルヤが戦っているならば、ソーマには悩みすぎて欲しくないと言うか…。人として理不尽な殺人を憂う心と、人型オートマトンとも捉えられる戦うしかない超兵としての自分と、戦い続ける事で生まれ続ける死の連鎖と…その辺の事がわかりかけてきてるソーマ。うーんうーんアレルヤが悩むのはそれ相応の生き方をしているからともかくとしてソーマが悩むのは居たたまれない、何か…。アレルヤは悩みはするけど何だかんだで結構いい性格してる面もあるけどソーマは生真面目だしなぁ…。ドツボにはまりそうで。

エンディングのアレソマ一枚絵って…やっぱり、超兵である以上絶対に戦いからは逃れられない運命であることを示唆しているのかなぁ…。切ない…。

あの絵って拡大して見てみると微笑んでるんですよね、ソーマ（アレルヤの表情はわからない）。

ソーマとマリーの人格についてですけど。前にも書いたけど別人格だったらやだなぁ。ていうか、二期で柔らかい雰囲気になってきたのってマリーの性質が徐々に蘇ってきてる感じで、勇ましい軍人としての性質はそのままに周りを思いやれる優しさも備わってくるといいなぁというか…。荒熊との四年間で、人間性を培ったのだとしたら、それは一度は消されたけれどソーマの根底に眠っていたものが荒熊のおかげで再び芽吹いたのだといいな、と思います。

ていうかソーマとマリーがアレハレみたいんだったら面倒にもほどがあるじゃないかー。もしそうだとして、マリーが主人格だとしても視聴者が見て慣れ親しんできた彼女はあくまでソーマなわけで、何というか、うーん…。

アレルヤがストーカーっつーか偏執狂っぽいのは、彼はソーマの置かれいてる環境を知らないわけだからまぁ仕方無いわなと思います。今の彼女が幸せかもしれないというふうに考えられないのはちょっと頭が足りないかなと思わなくも無いけど、人間って言うのは自分の経験を元にものごとを考えるわけで、これまでろくな生活をしていなかっただろうアレルヤの想像の限界を考えると致し方ない。ソーマの居る環境について、早く知れればいいと思う。アレルヤなら、彼女を自分の元に置きたいというエゴよりも、ソーマ自身の幸せを優先するでしょう、きっと。

まぁ一期でハレルヤが「あいつら（超兵機関の子供たち）は自分のこと不幸なんて思ってねーよ。」みたいな事言ってたし、つまりはソーマが今どういう環境に置かれていようとも彼女を助けようというアレルヤの行為はエゴ以外の何者でも無いのですが…。かつてアレハレがエゴで引き金を引いたように、マリーを助けるという"戦う理由"が今の彼にとってエゴなのかもしれない。