雑食系で偏食系
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遙かふぉー
契約は果たされ、代償は支払われる。剣の誓約は覆されぬ定め。
うぉーいい加減他のルートもやらなければいいのに手につかないー。いかなる作品も、漫画なら既刊までの読破、ゲームならコンプしてから妄想具現化やら(真面目な)考察するのが礼儀だと考えているのでこれはあかん。奮起しろ私。
…ちなみに東方もトゥルー見るまでは妄想具現化は自重しています。それなのにゆかりん好きな私はドMだ。
えーと二週目(もちろん忍人ルートですとも)で気づいたこと思ったこと。
破魂刀って刀自体に力が宿っているわけではないんですね…ていうか気づくの遅いか。随所に「剣術」という表現で説明されてるもんな…妖刀を所持しているなんて今思えば全く言われていない…。忍人が「破魂刀よ」って呼びかけてるところって刀ではなくて自らに宿った力の影そのものに声を掛けてるんですね。
天鳥船の書庫で読める伝承ですが、忍人の「満たされぬ思い…」って「果たされなかった約束(桜を見に行く事)」っていう解釈でいいのかな。最期の時、約束の事以外は彼は満たされて逝ったのだと思いたいような、でも認めたくないような…。
黄泉で出合った黒い衣の二人、何故に男女?って思ってたのですが、双剣って雌雄一対の剣とも言うからそこからかな。…これも今更か。
ラスボス戦後、柊があからさまに暗い顔をしている…。まだ柊はクリアしてませんけど、先読みの力がある事は何となく察せたので、やっぱり、忍人の未来が見えていたのだろうか…。
思ったんですが、忍人を真に救おうとすると破魂刀との誓約そのものを破棄させないとダメな気がするんですよね…。程度の差はあれ、誰のルートでも忍人は早死にこそすれ長生きは絶対にできないと思います。いやその、私もそんなの嫌だって思った上での考察ですが…。何かこの気分はアレルヤの未来について考えている時と同じだ…ていうかどんだけ報われない系のキャラ好きなんだよ私は…。
破魂刀との契約は「人には過ぎた力を与え、望む未来を掴ませる代わりに、代償として魂を差し出す。」で間違ってないと思うんですが、ほとんどのルートでこの未来は成っていると思うので代償の回収も完遂されてしまうのでは…と。
器持つ者が王となり、豊葦原を永久の平和へと導く未来。忍人ルートほど顕著でなくとも、ある程度まで話が進めば忍人は千尋の事認めてるだろうし、それゆえに、どんな未来であっても彼は…。
EDをふまえた上で忍人ルートをやり直すと、何でもないような平和なイベントでも泣けて仕方が無いです。名前呼びイベントとか。EDの千尋の「戦のない国、理不尽な事で大切な人を失わない国を…」っていうのは忍人が言ってたのか…。てっきり千尋の台詞だと思ってた。千尋がこのことを覚えていて演説で言ったのなら泣ける。ていうか泣いた。
あと七章の星空の下で語り合うイベント。「君のために生きてみたいと思った」に涙腺決壊。生きろ!!生きてくれ忍人…。千尋も言ってたけど、ラスボス倒して国を取り戻して終わりじゃない。この二人の理想とする国を作り上げるにはまだまだ時間がかかる。彼が認めた千尋が王になった時点で、忍人が望む未来は確定されたのだろうけど、千尋が国作りに励むその傍らで見守り続けないとダメだろ…と私は思った。いや、きっとみんな思っているはず。
このイベントの後の千尋のモノローグがED後からの回想みたいになっていますが、ここでも泣いてしまった…。このモノローグの存在で、少なくとも彼女が自殺紛いの事はしてないんだなってのはわかりましたが、何より千尋にとって忍人が過去になっているのが何よりも泣けた。悪い意味では全く無くて、ただ単に切なくて泣けた。
ED後、千尋は独り身を貫くのだろうか。「国と結婚しました」みたいになるのだろうか。戦のない国、理不尽な事で大切な人を失わない国=忍人の望んだ未来だから、国に殉ずる事は忍人への想いに殉ずる事にもなる。
まぁそこは女王ですから、跡継ぎの事とか考えると難しいのでしょうが…。千尋が、Fateの桜ノーマルエンドのような年の取り方したら切なくて萌え死ねる。
春がきて、年が巡って、また春が来て、花、花、はな…。
親族の子供たちに、かつて自分が愛した人への、その想いの強さを昔話ふうに語ってみたり…。
そして最後は迎えに来る。あの坂を越えて、息せき切って走ってくる、少年の姿が…
すんません上のポエムは桜ノーマルエンドの概説です(脚色あり)。あのEDがFateで一番好き。綺麗で、悲しくて、それでいてどことなく狂気を孕んだ淡い結末。
いつまでも忍人について気持ち悪く語ってないでさっさとゲームをする仕事に戻らなくては…。
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