雑食系で偏食系
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八葉とサブキャラ全てのエンディング見たどー!!
ちょちょいと雑感。畳みます。
ちょちょいと雑感。畳みます。
攻略順は初回の忍人から並べますと
忍人→孤高ノーマル→忍人別ED→遠夜→サザキ→布都彦→アシュヴィン→那岐→柊→風早ノーマル→風早真ED→夕霧・シャニ・皇・足往・カリガネ(同時攻略)→ムドガラ→道臣・リブ・岩長姫→ナーサティヤ
って感じです。サブキャラの同時攻略可な仕様は正直助かりました。
では個別に。
*那岐
………ん?………え?終わり??
というのが率直なところ。何か五個くらい大事なイベントを飛ばしているような気がしました。
1.どうして・どうやって千尋と一緒に現代へ逃れたのか。
2.結局那岐の素性(生まれ)はどういったものなのか。千尋との血縁の強さはどのくらいなのか。
3.何故那岐は神をもしのぐ霊力を持っているのか。
4.贄って?葦船で流されたのは何故?穢れを流す意図は?
5.心の欠片を落とした理由。そして千尋が見つけられた理由。
↑これを全て解決した上で、何故那岐が千尋を大切に思うのかを描写してくれないとすっきりしないお!!今回は風早がいる以上3の将臣みたいに元々好きあってたってのもしっくり来ないしなぁ(特に千尋側ね)
と文句ばっか書いておりますがキャラの良さはさすがコーエーさすがネオロマといったところで、ツンデレな言動の数々に悶えまくった那岐ルートでございました。それにしても地朱雀は自己犠牲好きだな!!とかちょっと思った。あと那岐に関しては蒼穹トリオが好き。おいしい。ていうか十代トリオに関わらず誰に対してでもツッコミな所が愛しい。風早に対しては口では散々言ってますが風早ルートなどでの言動の端々に何だかんだで信頼してる感じが出ていて微笑ましいと思う。
*風早
おとんキャラかと思いきやガンガン甘い言葉吐くわスキンシップしてくるわで良い意味で期待を裏切られました。葦原のイベントで、父性とか親子の情とかそんな言葉で言い表せない二人の密な関係が垣間見えたのが大きいですね。お互いにとって互いが世界の全てだった、そんな少し病んだ閉塞感が好き。あと小さい千尋の可愛さは異常。風早でなくとも抱きしめたくなる。
あとは狭井君が大暴れでしたねー(笑)。半数以上のシナリオで色々な意味で存在感を示している狭井君ですが、私的には風早ルートが断トツかなぁ。まぁ物語にはこういう役回りの人も必要ですよね。
真EDについてですが。元々ネタバレを見ていたので時間が巻き戻るのは知っていたんですけど、あの流れで何故十年戻るのか、が疑問として残りました。白龍は”千尋”に「お前が王となり宮を建て世を治めよ」みたいな事言ってたのに、EDで王位についているのは一の姫。全ては無かった事になり…ていうのは、ちょっと、うーん?と思ったりします。普通にあの後同じ時空で千尋が豊葦原を治め、しかし神の足跡の記憶は全て奪われて(つまり麒麟=風早の記憶も消し去られて)、どことない喪失感に苛まれながら日々を送る千尋の元に、懐かしい青年が現れ…みたいな展開じゃダメだったのかなぁ。
まぁ登場人物達の業が全て取り払われた世界ってこの風早真EDしか無いんですけど、人を人たらしめているのは過去の経験とそこから得た感情、そしてその全ての記憶だと思っているので、なんか別人じゃないのかなぁって…今まで冒険してきたみんなとは違うんじゃないかなぁって思うんですよね。…忍人好きとしては、彼が破魂刀と契約をしていない時空がこれしか無いので無闇に色々言いたくはないですが、でも、そうであっても、やはり破魂刀と契約してこその忍人、みたいなジレンマも…あー何言ってるんだ私は。
愚痴っぽくなりましたが、風早真EDの「空の名前も、風の名前も、教えてくれたのは風早だもの」という千尋の台詞にはかなりぐっと来ました。この二人には何者にも侵しがたい絆があり、それゆえに神の縛を断ち切れたのだと、記憶を取り戻せたのだと、色々感慨深いEDでした。
*柊
個人ルート短けぇーー!!そりゃ無いよもうちょっと欲しかったよ。
シナリオの短さはともかく、予想外にいいキャラでした。元々たらし系のキャラはあまり気にならない方なので注目していなかったのですが、全然たらし系でも何でも無かったですね。一途で可愛い。遠夜とは違った意味で犬っぽい感じがする。というか、星の一族としてはこれ以上無いくらいに正統派なキャラだと思います。
終章で千尋を庇った時の「心などとうに失ったと思っていたのに…」っていう台詞にうがーってなった。数年前に友を失ってからしばらくは人の心を残していたのだろうけど、度重なる螺旋に囚われて徐々に擦り切れていったと…私はそう解釈しましたが。なんかFateのアーチャーを思い出す。諦めきって心を殺したと思っていた柊の奥底に眠る幸福への希望を、千尋が救い出したんですね。まぁもうちょっとお互いに好きあう描写があるといいなぁって思いました。柊のあの性格だとそれも難しいのやもしれませんが。あと、千尋の性格のブレが一番激しかったシナリオだと思います。おっとこまえ。
サブキャラ!!簡潔に
夕霧→まさかの…!!ちょっとそうかなって思った事はあったけど。でもバラし方があっさりしすぎじゃね?お風呂で(以下略)みたいなのが良かった。ネオロマじゃ無理か。あと即位の儀で男装立ち絵見たかったよー。
カリガネ→ED近辺の、好きな花がわからないからあるだけ摘んできたってのが可愛かった。あと声優を変えてほしかった。
足往→四章イベントの過去の将軍の話が良かった。このイベント、将軍の星が上がる選択をすると足往のイベント失敗しちゃうんですよねー。あと大団円での背伸びた?ってやつが可愛かった。
シャニ&皇→もうこれが真EDでいいんじゃね?って思った。でもこの辺もかなり投げっぱなしだよなぁ。シャニの日記が既定伝承になる理由とか、邪眼の事とか。あーあと黒き手の王についてわかるのがこのルートだけってのも何だかなぁって感じだった。
ムドガラ→本編でやれー!!と思うような話が満載で以下略。若き日のムドガラとスーリヤの話も見たい。
道臣→この手のタイプの人によくある王道な話の運びだったように思います。何というか声がついてたらもっと良かったのになぁって思います。明らかな民政向きの人材だって自分も周りもわかっていて悩んでしまうっていうジレンマが良かった。
岩長姫→千尋の母とは…まさか姉妹?母王の死について「木の花が散るように…」って言っていたし。千尋の母がコノハナサクヤヒメだとしたら、岩長姫が姉ってのも納得いく話のような。
リブ→最終決戦で戦わなくて良くなる仕様が嬉しかった&萌えた。大団円での忠誠と命の他全てを捧げるっていう台詞にまんまと萌えた。この人、しれっとすごい事言うと思う。萌え。
ナーサティヤ→EDの風がそよぐようなかすかな徴が叙情的で心に残った。これくらいの方が好きかな。ただ、数少ない声付きのサブなんだからもうちょっとイベントが充実していても良かったかなぁって思う。で、結局千尋の記憶を封じたのはサティなのかな?
こんな感じ!!全部終えてみて、ありがちな感じで萌え度を並べると
忍人>越えられない壁>柊≧他の八葉>サブキャラ
…まぁわざわざ言うほどの事でも無いか。このブログの記事見てれば誰でもわかる順位だ。
カップリングは、
忍千>越えられない壁……以下略。
千尋抜きのコンビとかトリオだと断然同門組です。羽張彦を含む。こいつらの昔の話もっと見たいなぁ。ドラマCD買うかなぁ。
なんつーか同門組三人は全員切なすぎてもう…。個人のルート入らないと救い切れない辺りが泣けてくる(忍人は個人ルート入ると以下略ですが心の救済は忍人の書でないとできないと思うので)。これはもう幸せな同門組の妄想するしか無いな!!とりあえず忍人と柊が幼い二の姫に会った事あるのかが気になる。柊はあるっぽかったけど、忍人はどうだろ…?会った事あったら萌えるけど、旧知ならそれはそれで最初のあの氷点下な態度はどうよって思うかも。うーん難しい。
あとこれすごくどうでもいい呟きなんですけど。前にもちょっと書いたんですが。忍人って風早真ED以外の時空では長生きできないよなって。それどころか早死にだろうな…って。忍人EDについて、橿原宮の警備が甘すぎて興ざめ、萎えるなんて意見も聞きますが、あそこでチンピラ紛いと戦って斃れた事が重要なのでは無くて、遅かれ早かれ死は彼の元に舞い降りたのだという比喩がなされているのが大事なのではないかと思います。あそこで戦わなければ桜を見に行く約束は果たせたかもしれない…けど、桜の樹を背に息絶えていたかもしれない。…悲しい話ですが。
もしこの先この作品に何か展開があったとして、風早真EDから派生させない限り忍人に死の影はまとわりつき続ける。それが業であり、報いであるとはわかっていても…葛城忍人という人の運命を悲しく思います。
どうでもいい呟きの続き。忍人が自分の気持ちに気づいたのは最期の時なんじゃないかって話を前にもしましたが、千尋が忍人への想いを自覚するのはあのEDの後、忍人の事切れた姿を見た後ではないかと思います。失って初めて気がつく…ありがちな話ではありますが。忍人ルートでの千尋は、何もわからない少女だったところから、自他に厳しい忍人に認められようと精一杯努力して、誉めてもらえると嬉しくて、だからまた頑張って、成長していって…といった感じなので、EDで女王の衣を見てもらってる段階では「忍人さんの期待に応えられて、嬉しい」といったところで止まっていると思います。何故頑張れたのか、何故彼に認めて欲しいと思ったのか…何故、彼に笑顔を向けられると嬉しかったのか。それを悟るのは、やはりED後ではないかな…と。
なんかこれだけ色々と書いているところを見ると、私は忍人の書のあの幕切れがよっぽど好きなんだろうなぁ…って思います。忍人が破魂刀を持っている事を悲しく思う一方で、それでなくては彼たりえないという思いもある。
孤高の人の物語は、どこまでも悲しく、そして美しく…。
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